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日本捕鯨の歩みについて

皆さんはいつから鯨漁(捕鯨)が始まったと思いますか?それはとても古く有史以前からといわれているので文字による記録が残っていない時代から行ってきたようです。ただ、はっきりと判明されたのが何と!縄文時代まで遡ります。
しかし、今のように遠洋ではなくたまたま鯨が日本の沿岸に迷い込んだ、というのが捕鯨の始まりなのではないでしょうか?その後、弥生時代になりますと鉄器が徐々に広まり、銛で鯨を仕留めたり、追い込み式捕鯨が行われるようになりました。しかし、本格的な捕鯨は江戸時代に入ってからです。
この頃になると組織的捕鯨が行われるようになります。そして江戸〜明治に掛けて船団を組んで海に乗り出し、網取り式漁法による捕鯨になります。
明治後半には捕鯨技術が発達し、南極海に進出して操業を行うようになり、ノルウェーやイギリスと並ぶ近代捕鯨国の一つとなりました。鯨は捨てるところがなく、食用以外に脂を灯火用の燃料や除虫材に骨やヒゲは手工芸品の材料、更に薬や肥料と使われるようになりました。

明治後半には捕鯨技術が発達し、南極海に進出して操業を行うようになり、ノルウェーやイギリスと並ぶ近代捕鯨国の一つとなりました。しかし、昭和62年に国際捕鯨委員会の決議により商業捕鯨が停止になりました。
このように原始時代から日本は鯨を脈々と利用してきました。

ところが捕鯨に対して反対する肉や団体が立ち塞がるようになりました。現在、鯨食の伝統的文化を持って捕鯨をしている国々には、ロシア、日本、韓国、ノルウェー、アイスランド、フェロー諸島(デンマーク自治領)、カナダなどが挙げられます。私共にはその捕鯨の反対理由が見つかりません。
1960年代に年間20万トン以上あった日本のクジラの消費量は現在5,000トンにも満たしていません。しかも2006年に商業捕鯨を再開したアイスランドからの輸入品が多く、北海道や宮城県、和歌山県など日本沿岸で捕獲したものです。
しかも対象になっていないツチクジラなどの鯨種も含まれているのです。
もう一つ、大きな問題としましては海の生態系についてです。実は捕獲頭数が減った結果、ミンククジラは適正な水準を大きく超えて増えています。現在、日本の調査捕鯨で一番捕獲しているのがクロミンククジラでの年間約850頭です。これはクロミンククジラの生息数44万頭の約0.2%です。
一番捕獲率が高いミンククジラの場合でも全生息数に対して約0.9%なのです。そして鯨は人間の消費する5倍くらいの水産物を食べています。このまま放置しておくと海洋生物の生態系を崩すことになり兼ねません。
そして最も疑問に思うことは反捕鯨を叫び続けるオーストラリアではカンガルーが増加し、年間およそ300万頭を駆除しているのです。その率は何と驚くべき約6%に達します。クジラは駄目だけどカンガルーなら普通のスーパーで食肉として販売していいのか?皆様はどう思われますか?