ペットフード専門店 鯨プロ

他のお肉と鯨肉との比較

右に掲載していますのは牛肉です。肉の代名詞は今の時代でも牛肉といっても過言ではありません。そしてワンちゃんの食事で最も適切な食べ方としては生食であるということはこれまで説明して参りました。では王道である牛肉と鯨肉、または他の肉と鯨肉とではどう違うのか、という点についてご説明致します。

お肉といいましても部位によってはカロリーも栄養のそれぞれ違います。ですからここでは種類別に分けてみました。まず牛肉が犬にとって適切かどうかということですが、私共はオススメしません。牛は和牛と国産牛に分けられますが、その国産牛の実態とは全て仔牛の時に輸入をして一定期間日本で肥育した海外牛なのです。それを早く出荷するため、又は病気にならないよう様々な投薬が使われています。そうした肉を犬ならず我々人間も食べ続けることで発ガン性やアレルギーの発症が考えられるのです。
では和牛なら安全か?というとそういう確証はありません。現在、和牛の種類は@黒毛和種A褐毛和種B日本短角種C無角和種があります。これらの肉の特徴は柔らかく、霜降り(サシ)状態で美味しいとされています。

でもこれにはカラクリがありましてこの旨さは「脂」です。日本を代表するような霜降りの和牛は世界一の牛肉といわれていますが、餌や飼育方法をに変えたことで栄養を偏らせた肥満状態なのです。
分かりやすくいえば商売のために人の手によって意図的に作り出された家畜なのです。こうしたことから牛肉といえど犬にはオススメ出来ません。鯨肉の脂質はほとんどなく、ヘルシーな鶏肉と比べてもかなり下回るほど超低脂肪です。カロリーも牛肉は517kcal、ウナギは255kcal、カツオ114kcal、マグロ125カロリkcalに対して鯨は106 kcalsとどの魚類よりも少ないのです。栄養面で比べても牛肉と比べものになりませんし、馬肉とあまり変わらない栄養価があります。鯨肉に含まれる驚異的なパワーは遊離アミノ酸のバレニンです。鯨肉に含まれているバレニンは筋肉や耐久力アップ、疲労防止・回復などの働きがあり、鯨のパワーの源ともいわれています。

バレニンを始めその他にもアンセリンやカルノシンの3種類のイミダゾールジペプチド(アミノ酸)が影響していると考えられています。鯨肉の旨味成分でもあるカルノシンは脳神経細胞を保護し、認知症予防に極めて有効であると判明され、すでに治療薬として実用に向け研究がされているのです。更にドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、エイコサペンタエン酸の他にコラーゲン、コンドロイチンが含まれています。鯨は牛肉や豚肉等の家畜肉と比べて栄養豊富で馬肉や鹿肉などの草食動物に劣らず犬にとって最適な食肉であるということがいえます。