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犬の祖先はオオカミか!

以前から犬の祖先はオオカミだったのか、あるいは犬とオオカミは別の動物である、という論議について語られていますが私共は「犬はオオカミが人間に飼い慣らされた動物」であると考えています。即ち、人間は他の猛獣に襲われるのを恐れ、オオカミに餌を与え、人間はオオカミに守ってもらい、またオオカミは人間から餌をもらいお互い共存し合ったのではないでしょうか?いい方を変えればオオカミの一部が人間社会に同化し、文化吸収した結果、いまの犬に進化したということです。実際、最近のDNA研究で明らかにされています。オオカミは中東やアフリカに至るまで生息していました。そして人間が移動していったようにオオカミも同じように世界中に広がっていたといわれています。多くのオオカミはこの移動していく中でいろいろなオオカミ同士交じり合ったのが、世界中に様々な犬の原型だと考えています。
現に北海道犬の起源は琉球犬であり、その祖先は台湾犬です。そしてカリマンタン島犬に辿りつくといわれています。山陰地方の柴犬の祖先は韓国といわれそれは珍島犬につながるそうです。

ノーベル賞のコンラート・ロレンツ博士は自身の著書でイヌの起源がジャッカルであるといると述べていました。しかし、その後に「イヌの祖先はオオカミと思われる」と訂正しています。別の研究によれば犬のルーツは約1万5千年前に東アジアで家畜化されたオオカミと発表もしています。更に全ての犬654種と、38亜種のオオカミのDNAサンプルを集め、遺伝子配列を調べた結果、初期の犬に対して4系統のオオカミの血が混じっていたことを突き止めた博士もいます。
一方、レナード博士らは中南米遺跡で見つかった犬の骨や、18世紀前のアラスカにいた犬の骨もDNA鑑定をしました。その結果、北米・南米での犬の祖先はベーリング海が陸続きだった約1万2千年前〜1万4千年前頃にヨーロッパやアジアから人に飼われるようになり、現在のペット化につながったと私と同じ意見を述べられています。
犬のDNAの組成は今でもオオカミとほぼ同じで骨、歯の形や数、足の指や爪、汗腺をもっていない、走る速さと持久力の高さ、嗅覚に聴力、唸ったり、吠えたり等もオオカミと変わりません。
上記のことから推測しても間違いなく犬の祖先はオオカミであるということが理解出来ると思います。
我々はこの状況を踏まえた上で犬の食づくりに取り組んでいます。