ペットフード専門店 鯨プロ

ワンちゃんの食事に鯨肉

これまで犬を飼ったことのない方は犬に与える『餌』は残飯、あるいはドックフード(ドライ)と思っているかもしれませんが、現在は表現がこのように変わっています。愛犬に与えるご飯は生食なのです。昔、日本では犬といえば家畜、家の番犬として飼われていました。江戸時代になって徳川綱吉が生類憐れみの令が出したことで犬を登録制度にして大切に扱うようにはなりましたが、実際はつい昭和の初めころまでは犬は外で野良犬のような生活をしていました。

犬が家族の一員としての飼い方をされるようになったのは近代(1960年代の高度経済成長期)に入ってからではないでしょうか?丁度、その頃からスピッツやマルチーズのような小型犬が流行しました。一方、アメリカでは更にもっと以前にドックフードの始まりともいえる「ビスケット」が商品化されていました。当時の欧米では航海の際にビスケットを食料として船に積み込んでいましたが、その一部は港に捨てていたのです。ところがこのビスケットを食べる野良犬に注目した人物がいたそうです。1950年代に入るとピュリナ社がドッグフードの大量生産を開始しました。

日本も2009年にペットフード安全法が施行されるようになりましたが、実際ホームセンターなどの量販店の店頭に並べられているドッドフードですが、配合されている不適切な原料や添加物の多さには目を覆いたくなります。
その以前に当店をプロデュースしていただいている馬肉インさんが2004年に業界を震撼させる、一石を投じました。当時まだ法律も定まっていない時、「愛犬に適切な食事を」をテーマーに生食を主食として売り始めました。
聞くところによりますと最初は犬に生肉を与えたら狂暴にならないか、お腹を壊さないか、その前に食べないのでは?等々、いろいろ問合せやクレームがあったそうです。しかし、飼っている犬がアレルギーや本来人間が発症する成人病などに罹る割合が多くなってきたのです。そこで私共は愛犬に生食をベースにアレルギーの発症が少ない食材を探しました。確かに体温の高い馬肉や鹿肉も候補として検討しましたが、一番ということになりますと「鯨肉」になるのです。しかもカロリーは106kcal/100g、タンパク質は96.4kcal、脂質3.6kcal、炭水化物0.8kcalと高タンパクで低カロリーとヘルシー食であることが分かると思います。更にドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸、エイコサペンタエン酸の他にコラーゲン、コンドロイチン、鉄分が含まれています。でもやはり鯨肉といえば抗疲労成分「バレニン」を抜きでは語れません。バレニンは筋肉や耐久力アップ、疲労防止・回復などの働きがあり、鯨のパワーの源ともいわれています。鯨は絶食状態で子育てをし、その後、数千キロも離れた場所に眠ることなく泳ぎ続けるパワーは絶大なのです。このバレニンはアンセリンやカルノシンと同じイミダゾールジペプチドの一種です。
幼犬から老犬、リハビリーや療養しているワンちゃんに至るまで有効にお使いいただける食材です。